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緩和ケアへの取り組み
2018/07/06
緩和ケアに当院が最初から取り組んでいるのは院長が歩んできたで医学界の経歴と緩和ケアに対する強い思いがあったからです。
医学の世界のスタートから10年に及んだ病理学教室での時間とその間に経験した1542例という病理解剖は、その後の病理観、病態観の形成に多大な影響を与えてくれました。そして、その病理解剖に身を挺して下さった1542名の患者様は私にとって医学上の師であり、感謝してもしきれない存在となったのです。
そして、そのようなことからその方たちに何らかの形で恩返しがしたいとの思いが募り緩和ケアという道を志した次第です。その後、緩和ケアの中でも大きなウエイトを占める除痛という技術を学ぶためにペインクリニック科に移り、外来での臨床経験も積むことが出来たことが現在の緩和ケアで患者様と向き合う時の大きな支えとなっています。